【偽物】 SM57 コピー品と正規品の違い 【検証】

Shureが販売する”SM57”通称ゴーナナのコピー品を入手することができた。
値段は、¥5800。

SM57は正規品だと1.3~1.5万前後する。
それに比べたら、半額以下である。

一時期、ヤフオクなどにも出回っていたらしい。
今回は、amazonマーケットプレイス出品で購入した。

出品者曰く、アウトレット品(箱壊れ品)として売っている。

多くの出品者は、それが偽物だと気がつくことが少ない。
もちろん、中には確信犯もいる。



”SM57 偽物”などで検索すると画像が出てくるが
ソースがブログやtwitterなどで詳しく書かれているところは少ない。

そこで、偽物と正規品の違いをはっきりさせていこうとおもう。

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1.外箱の違い

イメージ 1

上が正規品で下がコピー品である。
大きく違うのが、マイクの写真の向きである。

正規品は、横に寝かせた画であるのに対して
コピー品は、角度がつけてある。

シールも1世代前のものが使われているそうだ。(Shureのシールの変移は詳しくないので割愛)

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2.外箱のフォントの違い

イメージ 2

所謂、中華フォントが使われているのが分かる。
また、全体的にフォントが潰れている。

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3.内容物の違い

イメージ 3


ここでも言えるのが、中華フォントである。

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4.マイクなどの違いA

イメージ 4

バンドに関しては、
縫合の有無やプリントロゴの濃さの違いが挙げられる。
プリントロゴは、コピー品の場合は白色が薄い。

マイクケースは、
正規品の方が大きく、レザーがつるっとしている。
コピー品はでこぼこしたような感じ。
大きさも異なる。

マイク本体に貼られているシールに
「SM57」などと書かれているが

正規品には、SHEREのあとにロゴマーク(R)があるのに対し
コピー品にはそれが見受けられない。

※公式ページなどのマイク画像にSHUREに(R)がないのは
古いタイプのシールを使っている画像のため。

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4.マイクなどの違いB

イメージ 5

シールや箱なしがなくても、コピー品を見分ける方法はある。

グリル(マイク上部の黒い部分)が正規品だと回転する。
コピー品は上手く回らず、根元から回転してしまう。

メッシュは、正規品の方が深く、へこみがある。
また、色も違い、コピー品は光沢のあるシルバーなのに対し、正規品はくすんだ色になっている。

端子は、正規品は通常ピンなのに対し、コピー品は金メッキが施されている。
金メッキピンに改造しました!と書いてある商品は危険かもしれない。

付属のマイクホルダーは、コピー品の方が小さく、
ねじのメッキ処理の色が異なる。
正規品は、ブロンズに近いのに対し、
コピー品は、ゴールドに近い。


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以上の違いを上げてみたが、
全体的にいえるのが、よりきれいに感じるものがコピー品であるといえる。

例えば
メッキの色がゴールドであったり、外箱に光沢があったり、
メッシュが光沢のあるシルバーであったり...

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コピー品を買わない最善の方法は、多少高くても、
国内正規代理店(オールアクセス)の保証が付いたものを買えば確実である。

輸入品やアウトレット、ヤフオクなどで購入するのは、
コピー品を掴ませられる可能性が高い。

もし、SM57の購入検討しているのであれば、
参考にしていただけるとありがたいです。